金属、結晶、ガラスなどは、弾性率が非常に大きいそうです。そして弾性歪みはとても小さいそうです。これは分子、原子の一次結合に対して応力が直接働くため出そうです。歪の回復は瞬間的です。このような種類の弾性をエネルギー弾性といいます。これに対して、ゴム、ガラス転移点以上のプラスチックなどは弾性率が小さくて弾性限界歪が非常に大きいそうです。これは屈曲した分子鎖を引き延ばすには、小さな力で十分であるためです。このような弾性をエントロピー弾性といいます。分子鎖が完全に引き伸ばされるとエネルギー弾性的挙動をするはずですが、実際には構造上の欠点のために、このような状態にいたらないことがおおいそうです。粘性、粘土、粘弾性という用語があります。JISのプラスチック用語では粘度という言葉のみが規定されています。