飲料缶を一気に広めるきっかけとなったEOEという技術のメインとなるのは、「パーシャルオープンエンド」と「フルオープンエンド」の二つと言われています。
パーシャルオープンエンドが飲料缶のようにタブを引っ張ると飲み口ができる程度に開くのに対し、フルオープンエンドはツナ缶のように全体が切り離されるタイプです。
さらに、パーシャルオープンエンドは当初のタブを引っ張ると缶から切り離される「プルタブ」方式から、タブが残る「ステイオンタブ」方式へと切り替わっています。
蓋にはアルミが使用され、タブ操作性を一層容易となるよう各種の工夫が施され、いまではアルミ缶の厚さ0.1mm程度まで薄くなっています。
薄くしたことで低下する強度を補填するため胴部にひだを設けたり、アルミと内容物とが反応しないよう極薄のコーティングを施すなど改良が続いています。