ガラス瓶の年間生産量よりリサイクル量が上

食品保存容器のひとつであるガラス瓶の製造は、口の違いで成形方法も変わってきます。広口の瓶は、ゴブ(瓶一本分の溶けたガラスの塊)を棒状の金型で押し広げたのち高圧空気で膨らませ最終形状となるパリソンとする「プレスブロー成形」が行われています。

一方の細口瓶では、棒状金型(ブランジャー)の代わりにゴブを高圧の空気で粗型(あたがた)にしたのちパリソンとする「ブローブロー成形」が行われています。

現在では、これらの成形工程含め馴染みのあるドリンク瓶で約400本/分というハイスピードで製作が進められており、2020年統計で年間1,000千トン弱が製造されていると言われています。

ちなみに、ガラス瓶の主原料とされているリサイクルにより作られるカレットは、このガラス瓶の生産量を上回る量という結果も公表されています。