世界軟包装会議2016からの報告

軟包装への流れが止まりません。ガラス、金属、プラスチック容器、紙器といった硬質容器から、軟包装へと世界の食品包装は移っています。今では、ビール、炭酸飲料を除くあらゆる食品・飲料の新製品開発において、軟包装が常に選択肢のひとつと挙がっていると考えていいでしょう。世界包装会議2016はパウチに特化した北米最大規模のイベントです。会議には世界中から原材料のメーカー、コンバーター、包装機械メーカー、消費財メーカー、小売業、コンサルタント、環境団体といったところの646人が参加しています。日本からも29社75人が参加しました。これらはいずれも過去最高の記録となりました。調査会社によるとアメリカのパウチ産業は2020年に100億ドル規模になると予測していました。消費財メーカーが硬質容器をパウチに転換しているからです。